もしも日本がウォーキングデッドの世界になったら

もしも日本が海外ドラマ「ウォーキングデッド」の世界になったらという妄想終末世界ブログ。

1.不可解な日常

 

 

 


今日から毎日の出来事を書いていこうと思う。


なぜそんな事しようと思ったか?

 

この状況。この狂った日常。

何となく書き残した方がいいかなって。

 

 

 

 

 

 

海の向こうのアメリカやヨーロッパとか

海外の方では、不可解な事が起きていた。

 

 

 

事の発端は
アメリカの人がSNSに投稿したある事件の動画。


高速道路で発狂(?)した人が警察に囲まれて

そんで撃たれた。

何発も。

 

でも、その撃たれた人は倒れない。

銃で撃たれても向かってくる。
そして警察に襲いかかった。

 


という内容の動画。


それを始まりに、似たような動画が何件もSNSYouTubeに投稿され始めた。

 


それらの「撃っても死なない、発狂して歩き続ける人たち」

 

 

中には、

 

彼らはすでに死んでる。歩く屍だ。

 

なんて言う人まで。

 

 

いつしかその歩く屍は

 

 

『ウォーカー』

 

 

と呼ばれるようになっていた。

 

 

 

死人が歩くとか。笑

 

 

 

 

最初は僕は

まあ、海外の事だし
CGとか特殊メイクとか

手の込んだイタズラ動画?


と思っていた。

 

 


そのうち、ニュース番組でも取り上げられ
本当の出来事なんだと知った。

 

まだどこか

海外って怖いな。物騒だな。


くらいにしか感じていなかった。

 

 

 

 

でも、程なくして東京など都会の方で
同じ事件が起こった。

 

海外と同様にネットは
同じような動画やコメントで溢れた。

 


中には、【グロ注意】なんて前置きされた動画まで。


そんな前置きされたら絶対に見たくないから
僕は見ていない。

 

 

そして
瞬く間に『ウォーカー』は広がった。

 

 

らしい。

 

 

らしいと言うのも、その頃は僕は

まだそれらの光景を実際には見たこと無いからだ。

 

何かよくわからない事が起きてる。

 

同じように、この地域の住人はそれしか知らない。

 

 

 

 

 

 


そして自体の収拾をとついに自衛隊が出動。

自衛隊の作業は
マスコミは完全シャットアウトされ


何が行われているのかわからない日々。

 

 

 

それでも、僕が住むような
山や海が近く自然豊かな田舎と呼べる小さな街は、

都会の騒動が嘘のように日常が続いていた。

 

 

 

 

しかし、ついに
日本全国に「避難・警戒命令」が発令された。

「自分の生命を最大限守る努力を、、」

だってさ。

 

 

各地の自衛隊が運営する

仮設の避難場所の名前が読み上げられ

 


警報と共に、それを最後に全テレビ放送、ラジオ放送は終了。


空港も閉鎖。

 

 

 

日本全国に避難命令って、、避難場所足りるのかよ、、。

 

呑気な性格のせいで、田舎と言えど田舎だからこその車社会。

渋滞を懸念して避難を遅らせようとして、まだここにいるわけで、、。

 

 

 

そうそう


当然、会社やお店、学校は休みに。


田舎もついにパニック状態ですよ。

 

 

 

 

 

実家の父からの

「帰ってきなさい」

のLINEに「了解~」と返信した。

 


返信に〈既読〉がつかないまま

ネットは繋がらなくなった。

 

 

 


日が明けると

 

 

さらに
電気、ガス、水道も昨夜を最後に
今朝はもう使えなくなっていた。

 

 


僕は荷造りして、

一人暮らしのアパートから


実家に帰ることにした。

 

 

 


外では、遠くから
車のクラクションがいくつも聞こえている。